動き始めた奇妙な運命

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――――――――――――――― 今日は珍しく、その辺の不良にも電波な幼なじみにも絡まれなかった。まあ言い換えれば、ぼっちだったって事だが 何も起きない事の平穏さに感動して鼻歌を歌いたくなる気分で誰も居ない家への帰路についていた俺 しかし、見晴らしの悪い曲がり角を曲がった瞬間に事件は起きた。やはり危険な近道はするものじゃない 空間に切れ目が入っていた。しかもその切れ目、どう見ても 「・・・スキマだよなぁ・・・」 ちなみにスキマとは、俺が大好きな同人弾幕ゲーム、東方Projectシリーズの登場キャラ、八雲紫が使う・・・・・・・・何て言えばいいんだろ てか何で俺一人で説明してんの?誰に説明してんの? そんな俺の自問自答を余所に、空間の切れ目、つまりスキマが開く 「え!?嘘!?俺まさかの幻想入り!?」 ちなみに幻想入りとは、東方Project(以降東方)の舞台、幻想郷と呼ばれる世界に外の、つまり俺達から見て普通の人間が入る事である てかだから俺は誰に説明してんだよ
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