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「はぁ……はぁ……」
男は肩で息をしている…
もはや魔力は尽き、身体を動かすことも出来ないようだ
対して少年は……
「ア゙ァァァァァ…」
まだ殺る気だった…
獣のように四つん這いになり、今だに殺気を放っていた
そして、男にまた襲い掛かった
男はもうだめだと思い、目を瞑った……
しかし、いつまで経っても痛みを感じることはなかった
恐る恐る瞼を開くと足元には先程の少年が……
「間一髪で力尽きた……か…」
少し経って、男は身体を動かせる程度には回復した
「一応、こいつには簡易捕縛術式をかけておくか……」
そういって男は何かを唱える
すると、少年に光の手錠と足枷が掛けられた
「とりあえず、連れて帰るか……」
男は少年を抱え、闇夜に消えた……
これが物語の始まり……
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