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先生に次いで教室に入ってきた柳瀬に、生徒は皆驚いた。 柔らかな髪の毛は短く爽やかな印象を与え、 整った顔立ちに切れ長の目もと。 陶器のような肌が皆を釘付けにした。 「お知らせしてた通り、今日からうちのクラスに入る柳瀬くんです」 今井先生が柳瀬に向かって、目で合図する。 「はじめまして、柳瀬涼太です。よろしくお願いします」 柳瀬は当たり障りなく挨拶をし、新しい学校生活をスタートさせた。
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