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「ありがとうございます
退斗や真がいてくれる事が私にとって大きな力になるんです」
尊はそう儚く微笑み退斗は幸音の頭をなでた
「幸音もいるぜ」
「ありがとう…」
「それと…泉が土方様に好意を抱いてんなら泉の想いを先に先に考えてやってくれ
土方様も泉に好意を抱いてる
なら無理に引き離そうとすんじゃねぇよ」
退斗は辛そうに微笑み尊に背を向け
通り過ぎた
後に残った尊だけが退斗のその辛く儚い背中を見つめていた
(引きずるな…と言うほうが無理か…)
退斗がまだ江戸にいた頃
一人の花魁の元に通っていた
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