心

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退斗は惚れた花魁に毎夜と言ってもいいほど 会いに行っていたのだが ある日、身請けされると退斗に言った 花魁も退斗も想いあい、それは吉原の女たちも知っての事だった 身請けされた後も花魁は退斗を想い、文を書いて自害した (そんな過去があれば… 人一倍恋仲同士を応援するのは当たり前か…) そんな事を思っていた時 土方が尊の後ろに来た 「おや土方様… 幸凪さんとは?」 「話はした それだけだ」 「そうですか… 土方様…朝霞家は島桜とも親交がありました 家族のように… 泉さんはこれから試練に立ち向かわなければなりません 泉さんをお願いします」
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