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「泉にはたしかに俺や総司、隊士らがいるが…
どことなく一人って思ってるだろ」
「新八さんたちに本音を話しても
心の奥深くの悩みなんかは話さないですよ」
沖田は辛そうな顔で言うと土方も眉間にしわをよせ俯いた
「心配させたくねぇってのはわかる
だが…」
「池田屋の日…
泉ちゃんは唯一心を開いていた吉田稔麿が死んだ
少なくとも嫌と思ってるんじゃないんですかね」
二人が屯所まで来た時
屯所前を掃いていた泉が二人に笑顔で頭をさげた
「お帰りなさい
土方さん、沖田さん
原田さんがお話があると言ってましたよ」
「あぁ」
「ありがとう」
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