神

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夜弥といってもこの戦国の世 生きていくため主君を裏切る事も必要だった 夜弥の姫 月詠紗は幼少、六歳まで明智家にいた 姉妹がいない月詠紗は幼少の明智家は第二の家だった 月詠紗の父、夜弥幸哉(ユキヤ)と母は不仲で 月詠紗は母の愛を知らなかった ただ月詠紗は寂しくもなかった 明智家の皆が愛をくれた 明智珠(後のガラシャ) とは三歳で別れるが何度か細川家に行き珠に会っていた 「本当、可愛らしいお姫様」 月詠紗、四歳の時だった 「そういえば幸哉様 月詠紗の母とは…」 「付凪(ツキナ)は今は光秀様から離れ… 奥州に行っています」 「何故奥州に…」
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