218人が本棚に入れています
本棚に追加
/279ページ
土方の言葉を最後に
沖田と永倉、近藤、山南、土方以外は出ていった
「今山崎が単独で裕治の事を追っている
お前ら二人もさりげなく調べてくれ」
「総司は甘味
永倉君は酒屋
二人ほど好きなものがわかりやすい人はいませんからね
けど永倉君…島原に行かないように」
山南がそう言うと
永倉は苦笑いし頭をかいた
「途中で山崎に会っても目をあわせるな
話掛けるなよ」
二人は頷き外に出ていった
「泉さんは…
兄に殺されかけたのにまだ兄を信じています」
「あぁ
我々にも泉に何かやってやれればいいのだが…な」
山南と近藤が話していると土方は苛立ちながら空を見上げた
最初のコメントを投稿しよう!