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曇天
「嫌な空だ…」
土方の呟きが空にきえたとき
沖田も永倉も空を見上げていた
「あの日も朝からこんな天気でしたね」
「あぁ…」
「…裕治の外見はわかってますから居場所を見つけましょうか」
「そうだな
辻斬りじみた事もしてるみたいだ
場所を聞いて居場所を見つけよう」
「わかりました」
「本来なら二人で行動しちまった方が早いんだがな…」
「じゃぁ…
どこかで待ち合わせしましょう」
「あぁ
四ツ半に…四条大橋だ」
「新八さん…
お酒呑まないでね」
「わかってらぁ
さっさと行け」
そう手を振る永倉を沖田はどこか不満な目で見る
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