壊された日常

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「なぁ…彼女がいないものどうし。二人で帰らないか?」 「おい…なおやん。その言い方は何かと誤解を生むからヤメロ。ちゃんと彼女いるだろ。」 「じゃあ帰る相手いないから遊んで帰ろうぜ。カラオケとかカラオケとかカラオケとかさ…」 今さっきからなおやんはカラオケをずっと連呼している。 「カラオケ行きたいのか?」 「あぁ。ものすごく」 子犬のような目で俺を見上げてくる。 「あー…わかった。仕方ねぇな」 俺は渋々とカラオケ行きを決定したのだった。
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