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静寂につつまれた
病室の奥
ベッドに横たわった彼女は目を閉じたまま。
「あら…涼君。来てくれたのね。」
花瓶を持った、おばさんが話しかけてくるが頭にはその言葉は届かなかった。
「……は………んですか?」
「え?」
「犯人は見つかったんですか?」
思わず拳を握り、力をこめる
憎かった
その犯人が
「まだ…見つかってないの。でも…今は一番この子に目を覚まして欲しいわ。」
おばさんの言葉に思わず堪えていた涙が溢れてきた。
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