眠り姫

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眠り続けている凛の手を握ろうと、布団の中に手を突っ込むと 何かを硬く握っている手に触れた。 布団を捲ると手に握られているのは小さな紙袋だった。 それを凛の手から取り上げると、凛の手がかすかに紙袋を掴もうとした。 でも、掴むことはできず力を失ったかのようにパタンと倒れ込む
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