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「あのね…その涼ちゃんに……い…言いたいことがあああ…あってね」
夕日が出ていて
教室がオレンジ色に染まる
そして目の前にいる凛は見たことも無いほど
赤くなっていて
小さな体を震わせていた
俺はこの時、まだ
凛のことを好きではなかった
幼馴染としか思ってなかった
「私と……つ…付き合ってくだ…はい!」
緊張しているのか目の前で言葉をかむ
彼女の告白を断ることは出来なかった
今でも思い返せば
笑いがこみ上げてくる
凛からの初告白の日
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