日常

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いつだったか なんて 忘れた 「涼ちゃん!これ…この台詞感動しない?」 俺が凛の告白を思い出していると 俺の前に1つの本が出されて そこには 凄くありえない台詞が綴られていた 「私…例え記憶が無くなったとしても直人さんを愛します」 「俺も…裕子さんが記憶をなくしても愛し続ける。結婚しよう裕子さん」 正直くさいと思った 本当にこんなこと言うやつがいるのだろうか? そう思ってしまう 「お前…どんな本読んでるんだよ?」 思わずため息をつきながら言葉を漏らす 「携帯小説だよ。今の私のマイブームなんだ」 ニコニコと笑いながら俺から本を奪う手 「ねぇ…涼ちゃんはどう思う?この話」 「正直言ってありえねぇだろ」 「私は、大好きなんだこの話」
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