始まり

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もうスピードで準備して学園までダッシュした。 案の定式は終わり、校門前は人がわんさかいた。 その中に、俺は悪魔を発見しました。 「遅ぇよ。」 心臓とまりそうな低い声に、俺は。 「申し訳ありませんっした。」 若干噛みながら、直角にお辞儀した。 「事故とかじゃなくてよかったよ。」 とフォローに入ってくれる速人は本当に良い奴だ。 しかし― 悪魔の怒りは収まらず。 「全裸で謝れ。」 いや、こいつ本当。何いってんだろうね。 「さすがに、それ…」 「じゃあパンイチ。」 「いや、それも…」 「しょーがねぇなぁ。あそこにいる女、」 そこまで言うと悪魔、もとい龍基は耳元で囁いた。 「ナンパしてこい。」 「いや、そ…。 えっ、そんなんでいいの?わかった。」 「俺とヤリませんか?くらい言ってこいよ。罰ゲームなんだから。」 普段なら絶対拒否ってた。 でも、前二つよりましだからいい気がしちゃったんだ。
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