逮捕の予感…怯える毎日。

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「○○○くんだね?」 そう言われた……… 戸惑いながらも…… 「そ、そうだけど?なに?」 白々しく答えた。。 「S君のことで聞きたいことあるんだよね~署まで同行してもらえるかな?」 これでもう終わったと思った。 これは任意同行だ。拒否すればマッポは帰る。 だが…婆さんはマッポがきたこと知ってる。 どうせ家にいても、親から責められる。。 どうせ捕まるなら… 今行こうと思った。。 「わかった。着替えっからちっと待ってて。」 そうマッポに言うと部屋に戻った。 扉の外からは婆さんのすすり泣く声がかすかに聞こえた。。 口うるせーけど、小さい頃から婆ちゃん子だった俺は、やるせない気持ちでいっぱいだった。。 「婆さん。ゴメン。」
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