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高校を卒業してから、やたらと女の子の後輩から電話がかかってくる。
そんなに電話がかかってくるから、俺の事が好きかと思った。
だから何回か遊んだ。
でも後輩には彼氏がいた。
じゃなんで連絡してくるのか？こっちが遊ばれてたらムカつくから、会うのはやめようと思った。
でもまだまだ後輩から連絡がくる。
でも遊ぶのは断った。
それを繰り返していくと連絡が来なくなった。
少し寂しかった。
でもそれが一番いいと思った。
忘れた頃かな、半年くらい経ってまた連絡がきた。
彼氏とはもう別れたので、また遊んでくれって連絡がきた。
俺も暇だったから遊ぶ事にした。
後輩とは波長が合った。
価値観が似ていた。
笑いのツボも似ていた。
だから遊んでて楽しかった。
キャンプにも一緒に行った、花火も沢山一緒に見に行った、お祭りにも沢山行った。
楽しくて、楽しくて、だんだん好きになっていった。
旅行へ行こうって誘ってみた。ＯＫの返事をもらった。
釧路旅行へ行った。
車の運転が辛かった。
一泊二日の旅行。
楽しかったけどドキドキした。
帰り道で「好きです、付き合って下さい」と告白した。でも「ごめんなさい、友達としか思えません」って言われた。
一緒に旅行へ行ってるのにフラれた…。
その後は少し連絡は途絶えた。
でもまた後輩から連絡がきた。また遊ぼうって。
バカにされてるかと思った。けどそれに勝るくらい後輩が好きで一緒に居たかった。
だから遊ぶことを選択した、いつか俺の事を好きになる日が来るかもしれないと思って。
その日から毎週遊ぶようになった。楽しかった、ただ、ただ楽しかった。
そんな生活がまた半年続いた。もう20歳になろうとしていた。
たまたまその日は一緒に飲みに行った。けど帰ろうとした時に後輩が「今日は帰りたくない」って言ってきた。
でも、騙されるのもムカつくからその日は無理矢理、家に帰した。
次の日後輩が言った、「昨日は本当に勇気振り絞って帰りたくないって言ったんだよ」
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