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「カツ揚げ?
揚げすぎだな。
てか、私のどこがブタに見えんだ、あ?」
槙 沙由奈は
投げられた言葉を変換してしまい
挙げ句の果て
本気で睨みあげた。
今更だが
ただのバカである。
ただのバカな槙 沙由奈に
哀れみの視線を投げかけてる者は少なくない。
北澤 真葵の兄だけは
睨み付ける視線を強くする。
「……てめぇ
あのときはよくも恥じかかせてくれたな。」
言われた槙は
首を傾げる。
暫く考え込むように
顎に指を添えてたかと思うと
槙は
ピンッときたかのように
ハッと顔をあげ口を開いた。
「………………誰、お前。」
「わかったんじゃねぇのかよッ;!!!」
北澤兄だけのツッコミが
死んだ目をしたクラスメート達の頭の中でこだました。
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