secret.Ⅱ

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それは 浅香 苓汰だった。 槙の右隣には北澤 真葵。 左には浅香 苓汰と北澤 梓葵となった。 槙はどことなく 死んだ目をしていた。 浅香 苓汰は 屈託のない笑顔を咲かせ 言う。 「違いますよセンセー」 「んっ!?じゃあ 浅香が槙と?!」 またまた 驚く瀬川。 北澤 真葵なら まだわからなくもないが 浅香 苓汰は誰にでも声をかけ 女子生徒からは 天使と呼ばれるほどの 清らかさを持っているのだ。 そんな純な浅香 苓汰が まさかの槙なんて瀬川じゃなくとも 驚くだろう。 「違うぞ、瀬川。 コイツらただの盾だ。 魔界の大王サタン大家から 守ってくれる、な。」 フッ…と 格好つける槙 沙由奈だが ただのヘタレだ。 最近なにか大家に呼び出されては どこにでもくっついてくる 真葵と浅香を連れていき 盾にしてるのだ。
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