secret.Ⅱ

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百合阿は 槙が座ったソファーの向かいの ソファーに座り 間にあるガラスのテーブルに 全部の部が書かれた紙をおき、 説明をはじめた。 「そこに書かれてる部は 全部で11個。 茶道、花道、写真、美術、技術、剣道、弓道、新体操、バスケ、野球、テニスだよ」 「インドア派の集まりか。」 「そうだよね、 今までの特待生が 運動するタイプじゃなかったからなんだ」 「そうか。 じゃあサッカー部を足そう! はい、おわり。 いやぁ疲れたミルクをくれ。」 「サッカーは禁止されてるんだよぉ ボールが当たったら 危ないから危険って。」 「野球の方が危ない度120%だぞ!?」 百合阿は用意しておいた あたたかい紅茶をカップに注ぐと 槙の前に差し出す。 「ありがとう。」 「いいえ。」
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