secret.Ⅲ

13/25
前へ
/134ページ
次へ
「待って待って!!やだやだっ―…アッ」 真葵は 沙由奈をうつ伏せにさせると 自分の着ていた上の服を脱ぎ 沙由奈の服の裾から手をいれ 胸を直接 鷲掴み もう一方の手を ズボンの中、下着の中へ入れた。 「んンッ―……ハッ…アッ―…やだっ」 沙由奈は シーツを握りしめる。 「……―"やだ"って うそつき。濡れてんじゃん」 濡れた音が響く部屋。 そのとき ベッドの下に落ちている携帯から 音楽が響いた。 真葵のだ。 手の動きを止めた真葵は 舌打ちをしながら携帯へ手を伸ばし 通話ボタンを押して耳にあてる。 『……………あれ?もしもーし』 真葵は無言。 視線の先には 乱れた息を整えながらこちらを向き 恥ずかしげに、枕で身体を隠す沙由奈。 真葵は堪らなくなったが 電話の相手にこたえる。 「…………タイミング大事。」 『え?どうしたんだ真葵』 相手は兄の梓葵。 『朝からどこ行ってんだよ? 今、苓汰遊びに来たし聖と結翔も来てんだよ。 ゴールデンウィークの旅行先決めるから、帰って来いよ!』 『マッキぃ~沙由奈ちゃんち行って連れて来てー』 『あっこらっ聖!!余計なこと言うんじゃねぇ!!!!―ブツッ プープープー… 「……―チッ邪魔しやがって。 あーあ残念。 続きはまた今度ね♪」 「しないしない!!」 「さあ行こっか♪」 「行かない行かないっ!!」 真葵は沙由奈のタンスを開け 勝手に下着やら服やらだし 着せていく。 「私も一応 恥ずかしいという意識がある!!」 「次喋ったら、大家に聞こえるように犯す。」 沙由奈 屍。 それでも抵抗する沙由奈を どこから出したかロープで縛り上げ連行して 先ほどの北澤家での光景なのだが 遡りが長すぎた。
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

150人が本棚に入れています
本棚に追加