第一章>>>見知らぬ世界

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螺旋状になったコンクリートの階段を降りていく。 地下は空気が冷たかった。 それに暗い。 先頭を歩くカウンターの女性がもっているランタンが頼りだ。 コツコツと4人の足音が響く。 「……あなたたち…ここに何を聞きにきたの?」 「………案内してくださればわかります。」 女性の問いにロディはいつもどおり無表情で答える。 「…そうね。でも…そんな簡単に情報がもらえると思わないことね…。」 女性は忠告するかのように言った。 それにロディは軽いため息をつく。 階段を降りるとひとつの部屋に着いた。 カウンターの女性は着くなり、部屋をうろうろ。 「あらー?今は情報屋さんいないみたいよー?」 一通り見てきたのか、戻ってきてそう言った。 「……やっと着いたのに情報屋いないのかよっ。」 リュウからもため息。 .
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