第一章>>>見知らぬ世界

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「……あなたたち名前は?情報屋さんに私から伝えといてあげるわ。」 「………」 「どうせまた来るんでしょ?それなら名前を知っといてもらったほうがいいんじゃない?」 「………私達の情報を教える義務はありません。」 「…まあ、そうね。」 女性は残念そうな表情。 ひと時の沈黙。 それを破ったのはロディだった。 「………私達の情報を得ようと先程から必死ですね。……情報屋ケルティ・ラルフ。」 ロディはきっぱりと無表情で言い切った。 「えっ?…え?……ってことは、こいつが情報屋!?」 リュウは驚くばかり。 ラスヴィはリュウの反応にため息。 「あははははははっ」 地下に響く高笑い。 情報屋ケルティのものだった。 「あーあ、バレちゃったか。あんたたちホント何者よ?」 「教える義務はない。」 ロディは動じない。 .
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