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"朱"に関しての情報が多すぎてどれが信用でくる情報かさえわからなくなっていたらしい。
そこでケルティも共に"朱"を探すことになった。
しらみ潰しに探せばどうにか見つかる。
情報源は連れて行こう、というロディの考え。
意外にケルティも乗り気だった。
今は現在の拠点に向かっているらしい。
徒歩で、だが。
拠点と聞くと、ほかにも仲間がいるのだろうか?
ロディたちの本国であるルベイル国は悪魔の手に堕ちてしまった、とさっき話を聞いたばかりだった。
国民も呪いに。
そんななかで悪魔にまともに立ち向かえるような仲間がいたのか?
とりあえず拠点に着けばわかることか。
「なぁ、ケルティは何歳なんだ?」
ふと、聞いてみる。
特に意味はなかった。
ただ、話す話題がほしかったのだ。
黙々と歩いているだけじゃつまらないから。
「私ぃ?私はね…永遠の二十歳よっ」
きっと語尾にハートがついていただろう。
リュウは返す言葉が見つからず、「そうですか」と苦笑。
その様子を見て楽しむケルティ。
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