ごめん、私…腐女子なの。

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その様子を眺めていた俺とハヤナの視線がぶつかる。 「ところでお前誰だ?」 「え、誰って…」 なんと説明していいか悩む。 「勢いで連れてきたが、まさか奴の仲間かっ!」 「ぐっ、ち、違っ」 おもいっきり胸倉を掴まれ息が苦しくなる。 「じゃ、なんなんだお前は」 なんだと言われてもな…無理矢理連れて来たのはお前だろとも、言えない空気だ。 その場の全員の視線が俺に向く。 仕方ないか…ありのままを話そう。 「実は……」 俺は先輩に告ってからの事を話した。 すると…。 「ぷ、アハハッ、お前アホっぽさ全開だな」 と謎の少女もといハヤナが腹を抱え大笑いしだす。 そんなに笑う事ないだろう、失礼な奴だ。 「いいだろ別に…」 そっぽを向き言う。 「わりぃ、わりぃ、あの腹黒女に告る奴なんて珍しくてな」 腹黒女?先輩の事か、ハヤナなら秋葉原での出来事や先輩についても何か知ってるはずだな。
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