ごめん、私…腐女子なの。

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そして…ラジオ会館、屋上に一人の女性が姿を現した。 「ーえっーーなんでー」 俺は見間違いじゃないかと何度も確認する、が。 「はぁ~い、みっなさんっ!今日はお集まりいただきありがとうっ!」 うぉぉぉ!!! その女性が手を振ると、地鳴りが起きそうなほどの叫びが街中から上がる。 じゃなくてっ!ラジオ会館に現れた女性だよっ。 服装はフリフリドレスだが、あの顔は間違いない。 「美冬…先輩…」 「じゃあ、みんな、用意はいいかな?」 と先輩が一枚の布を広げると、集まった群衆も同じマークが入った、シャツやバンダナを身につける。 「…じゃ、独立宣言しちゃうね!」 「…先輩…何を言って、つか何なんだ…これは」 その異様な盛り上がりに俺は、恐怖すら覚える。 「…この時をもって、ここ秋葉原は…独立国アキハバラになりましたっ!」 おぉぉぉぉ!!!! 独立国…アキハバラ? 何なんだ一体…
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