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美冬先輩への告白、秋葉原での独立宣言と衝撃的な展開が続くなか、何故か俺は今…。
「ーー監獄ってーー」
なにこの欝展開。
思い起こすとあの時…。
美冬先輩の演説が終わると同時に、俺は周りに居た連中に取り押さえられ、どっか地下に連れていかれ
刑務所さながらの牢獄に入れられたって訳だ。
「…はぁ……」
秋葉原に来てから訳が分からない事ばかりだ。
普通ならここから出せや俺は無実だ、と叫ぶの普通だろうが、地下空間は俺が投獄されてる牢屋一つあるだけ。
他には何も無く誰も居ない、つまり叫んでも無意識って訳だ。
「ーー美冬先輩ーー」
貴女は一体、何者なんです?
そんな疑問しか浮かんで来ない。
学校でいつも見ていたあの先輩と今日の先輩は、同じ先輩なのか?
または先輩の偽物?そっくりさん、それか双子の片割れとか?
あらゆる可能性を模索するも答えは出ない。
「ー姫巫女様がお呼びだ、一緒に来い」
「はぃ??」
と、いきなり牢獄の扉が開き、2メートルを越える大男数人に俺は抱えられる形で連行されていった。
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