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リン「現金じゃないわよ、だって私にはレンが居ればいいものっ」
レン「…!そうだね、僕もリンが居れば何もいらないよ」
嬉しい事言ってくれるなぁ、もう
リン「ずっと一緒だからねっ」
レン「もちろんだよ!」
-コンコン-
誰よ…こんなときに…
「失礼します」
リン「大臣…何か用?」
「赤の娘が来ておりますが…」
リン「…会うわ。連れてきてちょうだい」
まったく…次から次へとうっとおしいわね
------…
「王女、赤の娘を連れてきました」
リン「ご苦労様。下がりなさい」
「はい、中へどうぞ…赤の娘。」
メイコ「ありがとうございます」
リン「ようこそ赤の娘。勇ましい貴女が何の用かしら?」
本当に何の用かしら?
メイコ「王女…私達には、お金はおろか今日食べるぶんの食事すらありません…」
リン「それで?」
メイコ「……!どうか税金を下げて下さいっ!」
なんだ…そんなどうでも良いことか…
つまんない。
リン「帰りなさい」
メイコ「え?」
あぁ、うざったい!
リン「誰かこの者をつまみ出しなさい!」
メイコ「なっ、ぐ!離せっ!王女っ話は終わってな…!」
がしゃん、という扉の閉まる音とともに娘の声は消された…
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