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ある日、母は掃除の邪魔だからと、僕が大事にしていたものを勝手に捨てた。
それに僕が気づき、母に罵倒を浴びせた。
それでも、怒りはおさまらず、復讐を決意する。
母の大切なものを壊してやろうと。
翌日、僕は完璧に恨みを晴らすべく、当の本人に尋ねてみた。
「母さんの大切なものってなに?」
刹那の迷いすらなく、母はこう返す
「そりゃあ、あんたのことだよ」
予想外の答えが返って来て、言葉を失った。
これを期に、僕は母を守ろうと決意したのだった。
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