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少年の原チャリにまたがり
少年に強くしがみつくlove
海岸沿いをしばらく走り
左に曲がると小屋があった。
「 オイ !! オリルゾ ?! 」
love 『 ‥ ヤダ ‥ 』
「 !!! 」
「 オマエ シャベレンヂャン !! 」
love 『 ‥‥‥‥‥‥‥ 』
「 チッ !! マタ ダンマリカヨ !! 」
「 ホレ !! オリンゾ !! 」
少年はloveの細い腰に手を
回しヒョイっと持ち上げて
loveを原チャリから下ろした
love 『 コワイ ‥‥ 』
少年 「 ハァ !? 」
「 ナニガダョ !? 」
少年は手慣れたそぶりで
南京錠の戸を壊し中へ。
少年 「 ソコラヘン ‥」
「 ヘビ イルカラナ ‥‥ 」
love 目と鼻を見開き中へ
love 『 ココ アンタンチ ? 』
少年 「 ハァ !? 」
「 オマエ!? バカ !? 」
小屋の中は暗く
少年のタバコの炎と
隙間から漏れる月明かりに
ワラや段ボール箱が
うつしだされるだけ。
カタン ‥‥
‥カタン ‥
カタン ‥ カタン ‥‥
小屋の外側に枝の様なものが
風のリズムを奏でている。
カタン ‥‥
‥カタン ‥
カタン ‥ カタン ‥‥
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