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「ケントッ!!」 朝から響く母の怒声。 健斗はうんざりしながら体を起こす。どうせ言われることは分かっている。 ベッドを抜け出して、部屋を出る。リビングに入った瞬間、また怒声。 「いつまで寝てるの!?何時だと思ってるのよ!!」 まだ6時だ。 ちなみに言っておけば、彼の高校は家の目の前にあり、ゆっくり歩いても、教室まで2分とかからない距離である。
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