◎合同合宿☆いん東京!

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「合同合宿!?」 「おん、今度の週末三連休やろ?せやから合同合宿せえへんかって向こうの監督さんから言われてん」 部活が終わったと同時にオサムちゃんに部室に呼び出された私たち。 腹が減ってなんなんだよとか言ってたけど合同合宿と聞けば話は別だ! 「で、何処と?」 私は期待に胸を膨らませながらオサムちゃんに問いかける。 「なんやなんや、悠理。めっちゃ目キラキラしとるやん。その学校に好きな奴でも居るんかいな?」 「え‥うーん‥まぁ、いるっちゃいるかも」 「「「!?」」」 好きなキャラくらいは居るよ、もちろん! てか皆好きだから別にどこの学校でもいいんだけどね。 「悠理‥」 「ん?‥え、なになになになになに?く、ら‥怖いんだけど‥」 「好きな奴って誰やねん」 「‥は?いやいやいやいや、だからいるかもだからね?かも、だからいないかもよ?」 「どっちやねん。ほう‥悠理は俺らを見捨てて他の学校に行ってまうんや?ええ度胸やな」 「え、ちょ‥まじで怖い!千歳助けて!」 「んー‥場合によるばってん、もしかしたら俺も白石に加勢するかもしれんけん」 「なにそれこの裏切り者!金ちゃんヘルプ!」 「白石に千歳、ねえちゃんに手出したらワイが許さへんで!」 「金ちゃん‥」 「う‥毒手‥!うー!ねえちゃんのためなら毒手なんてもん怖くあらへんで!」 「金ちゃん‥!」 「お前ら何やってんねん‥。お前らもさっさと帰りたいんやろ?せやから話聞けや」 危うく戦隊ものの漫才になりそうだったところでオサムちゃんが止めてくれた。 最近、私も関西人の素質が見いだされてきたような気がするー‥。 「んで、学校は結局何処なん?」 「あー‥青春学園や。青学や青学」 「‥う」 「う?」 「うおっしゃあああああああああああ!」 「「「!?」」」 「青学とか青学とかリョーマとか手塚とか不二とか薫ちゃんとか‥朋ちゃんもいるじゃないかあああああああ!何それ萌える!早速行こう!今日にでも行こう!ね、早く行かないと取られty「落ち着け悠理」‥すみません」
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