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誠逶は昨日行った部屋に行った。 勿論土方がついている。 部屋の前にくると土方は声をかけた。 「入るぞ。」 「どうぞ。」 土方は部屋に入る。 その後に誠逶が入る。 中に入ると三人は仕事を止め土方の方を向いていた。 「今日からこいつも会計方だ。」 「九親くんが?」 〈よろしく。〉 「しっかり教えてやれよ。 河合。お前の仕事だ。」 「わかりましたかな。」 土方は出ていった。 誠逶は河合の横にちょこんと座る。 「一緒に仕事できるかな。」 〈うん。〉 「耆三郎と九親くんは友達?」 「そうなのかな。」 「そっか。俺尾崎弥兵衛。」 「僕は酒井兵庫。よろしくね。」 〈うん!〉 二人は自己紹介をするとまた仕事に戻った。 河合は誠逶に順序などを教えていく。
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