千年間

2/2
前へ
/40ページ
次へ
最初の我は小さな国で 戦い続け国土を増やすの 新しい国を見つけて 挨拶したら失礼なやつだった はぁ…… 三 我をにーにと呼ぶある 四 我の言う事は絶対 五 他人のような振る舞いは 六 寂しいからやめるよろし 七 我が一番年上 八 我がなんでも教える 九 時が流れ流れ今は 四人の家族が出来ていた 我と四人の家族達 みんな仲は睦まじく このまま平穏が続くと信じていた 『歯車はいつか狂う時が来るんだ』と 誰かが言っていた まさかそんなその時がくる等考えたくない 菊がまるで別人のように なって我に襲い掛かった ぎゅ、ぎゅ、ギュッと胸が締め付けられる と同時に涙を流す これが歯車の狂いならば我はそれに抗い続ける 『我達は家族だったはずある』 虚しくも弟に聞こえない 我はひとりか? 差し延べている手は誰? 我と四人の家族達 皆みんなバラバラになったある それでもたまにはみんなで集まったり 飲茶を囲む幸せそうな家族達 『これでよかったあるか?』問いは虚空に消え さよなら おかえり 我達は家族ある
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加