三日月島

2/7
前へ
/10ページ
次へ
「んん…」 ボクは吹雪士郎… って何処だ…ここ…? 「起きたか.吹雪」 「鬼道くん…?」 ボクの他には風丸くんしか居なかった. 鬼道くんは木に凭れ冷静だった. 風丸くんは草の上でスースーと眠っていた. そして、ボクはボキッと折れた大木を枕にして寝ていた. 「ここ、何処だろう…」 「さぁな、でも言えることはあるな…    ただでは帰れない、 …だろう」 「帰れない…」 ボクはそっとしゃがみこんだ。 「どうした…??」 ずっとこのままなのかな… 「んんー…」 すると風丸くんがゆっくりと起き上がった。 「っ…何処だ…?」 キョロキョロと周りを見回す 「吹雪に…鬼道か…」 「風丸くんは…何も知らないよね…」 「あぁ…他には誰もいないのか…?」 「本当だ…もういないのかな…」 「それより、そろそろ探検してみないか?」 「探検って…そんな甘っちょろい物でいいのか?」 「そうだよ、やろうよ!何かわかるかも知れないし…」 ボクが立ち上がると鬼道くんや風丸くんたちも立ち上がった、 「「「じゃあ…いこっか…」」」 .
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加