三日月島

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ザワザワと木が揺れる音. ピーピーと鳥が鳴く声. ボクたちの息づかい. ボクたちはいつのまにか会話をしなくなった 黙々と歩き続け しばらくした時だった 「鬼道…くん?」 はっと顔を上げると 南雲晴矢 基山ヒロト が居た 「何でいるんだよ.」 「口悪いよ?バー…晴矢」 ギャーギャーと文句を言う晴矢くんに呆れるヒロトくん. 二人はどうして個々に要るんだろう… 「お前は何か知ってるのか?南雲」 「少しな…」 「知ってるのか!?言え!」 「それが人に物を頼む言い方か?」 「今はそれどころじゃないでしょ?」 晴矢くんが勿体ぶるなかボクは見てしまった 正体不明なアイツを… 「か…風丸くん…」 「どうした?吹雪」 「あれ.…」 ボクが指差す方向にはグチャグチャで何が顔で身体かが分からない生き物が居た. 「あいつ…は」 「あいつな..確かにさっきもいたぞ」 「晴矢そろそろ言ったら??」 ボクは恐怖で声もだせなかった. すると小さく足と思われる物 がこちらに向かってきた 「ぇぇぇぇ!?」 後退りするボクを狙うかの様に小さく唸るアイツ 「とりあえず逃げるぞ!」
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