三日月島

4/7
前へ
/10ページ
次へ
―――――― ――――― ―――― ――― ―― ― … 「っハァ……しん…どっ…」 どれぐらい走っただろう まだ来る音が聞こえる… 「っ…まだ来てんのかっ…?」 ズルっ…ズルっ… 「何だよっ…あいつ…」 頭痛… 「吹雪!!後ろ!!」 「え?…」 振り返るとそこには さっきの …アイツ… 「ぅわぁぁぁぁぁ!」 ガタガタと震えるボクに鬼道くんの声は届かなかった… 「脅かした…?」 は…? アイツが喋った… 「いっや―…不審者がいるなっと思って…」 バサッと皮を落とすアイツ 「ごめんごめん」 ケラケラと笑うアイツの中身は 一人の青年だった… 「てんめっ!俺達はどんだけ走ったと…」 「ははっ!ごめんっでもさ―運動になったんじゃ」「なってねぇわ!」 ん…? ケラケラと笑う少年にぶちギレる晴矢くんを横目に見る少女 二人いるんだ…この島には 「ア―イ―ラ!!」 少年が叫ぶと小さく現れる黒髪が可愛い少女“アイラ”ちゃん 「…どうした…」 暗…この子… 「見ろよ新しい奴らだ」 「新しい…?」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加