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悲鳴にも似た歓声
それは障害物競争にむけられたものであった
今までの競技で一番の盛り上がりをみせている
理由は簡単だ
借り物の指定がこれでもかといわんばかりの難易度だからだ
「教頭先生」
「学年主任」
これらはいかにも新入生むけの借り物
「野球部のバット」
「テニス部のボール」
まだ許容範囲
「身長180センチ以上の男子」
「靴のサイズが23センチぐらいの女子」
軽く混乱
「自分のクラスで一番可愛い女子」
「カッコイイと評判の男子」
「入学早々告白したい人」
「将来性を感じる人」
意味が分からない
最悪クラス内で軽い崩壊が起きるかもしれないようなネタが用意されていた
ちなみに誠章が引いたカードは・・・
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