ゆうの部屋

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「ちょっ…待って!」 唇が離れたほんの少しの間に、なんとか言うことができた。 「うん?」 ゆうは私の言葉を待っている。 「……ありがと。私も大好きだよ」 さっき言えなかった言葉も付け加えると、なんだか余計に恥ずかしくなってきた。 「あーなんかムカつく」 ゆうはついさっきまでとは別人のように、私から体を離し、そっぽを向いてしまった。
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