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「…え?えっと…。えぇ~!?」
全身の力が抜けたような感じで、目の前のベンチに座り込む。
昨日駅で会ったゆう君は、実は弟のゆき君で、一緒にいた女の子はゆき君の彼女ってこと…?
安心したのか何なのか、涙がボロボロ出てきた。
「うっ…うー…」
25のいい大人が声を上げて泣いている、なんて思いながらも、涙は止まりそうもない。
「ごめん、さゆりちゃん。心配させて」
ゆう君は私のすぐ隣に座って、一度離れた手をまた握ってくれた。
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