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「お待たせ~」
ゆうがコーヒーを入れて戻ってきた。
どうぞ、とテレビの前にある小さなテーブルにコーヒーを出してくれた。
「ありがとう。いただきます」
立ったままだった私はテーブルの前にゆうと向かい合って座る。
コーヒーを一口飲んでカップを置くと、ゆうと目が合った。
「なんかすごい感動。さゆりちゃんが俺の部屋にいる」
ゆうは本当に嬉しそうに笑って言うから、私も嬉しくなってしまう。
「私もだよ。なんか緊張するかも」
二人で笑った。
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