最強の名の下に

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「まだいるみたいだな…。」 バーサーカースキルを使用したアクトは全身に炎が纏いその姿はまさに「深紅の焔(ホムラ)」の名に相応しい姿となる。 「ちゃんと食らえよ?火は下手に当たると余計熱いぞ…?。」 アクトは剣は構えながら凄まじいスピードで斬りかかる、剣もさっきまでは迅剣フウジンであったが、バーサーカースキルを発動した瞬間に刀の形状が変わり炎を纏う剣「紅蓮刀」に変わっていた。 「ギャウ!!」 すかさず槍でアクトの攻撃を防ぐファイターだが、アクトの「紅蓮刀」の前では…。 「馬鹿がっ!!発火ぁあ!!」 バンッ!! 「ガウッ!!」 チリッ…。 槍と紅蓮刀がぶつかった瞬間に、紅蓮刀が燃え上がり一瞬でファイターの槍が灰に変わる、そしてファイターの腕から急速に火が燃え移りファイターまでも燃え上がる。 「ギャアァアァ!!」 燃え上がる火の中で断末魔の叫びを上げて膝まずき、倒れていった。 「お前らもだぁ!!」 ファイター達を追いかけ斬りかかる。 「ギャ!!」 逃げ惑うファイター達だがクラッチ3-サード-のファイターですらもクラッチ1-ワン-のアクトのスピードに勝ることができなかった。 「おせぇよ…。」
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