最強の名の下に

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「ギャアアォ!!!!」 次々と燃え上がるファイター達、アクトのスピードは衰える事はなく数多くいたファイター達をほんの一瞬で全てを灰に変えた。 「これで最後か…。」 紅蓮刀を振り上げ、思いっきり降りおろす、すると砂漠の砂に鮮やかな紅蓮刀についた血が飛び散る。 「ふぅーー。」 スキル解除【バーサーカースキル】 アクトの全身の炎は消え、紅蓮刀も元の迅剣フウジンに戻り、先ほど刺された傷から血が滲み出る。 「イッテェ…。」 剣を仕舞い傷口から滲み出る血を押さえながら、歩いて行く。 「流石に今回は辛かったな…。もう少しで"砂の都サマンガ"だよな?」 広大な砂漠を見つめるアクトの前にはまだかなり遠くではあるが煙が立ち上る黄色い城がある、そここそが"砂の都サマンガ"である。 「最上級スキル2つ使って、しまいにはバーサーカースキルだもんなぁー。」 火炎系最上級スキル【サラマンダーサークル】に水流系最上級スキル【ディープシャワー】それに加えて【バーサーカースキル】を使用した為に、もうアクトには下級治癒スキルをも使うスキルポイントが残されていなかった。 「俺そもそも、ブレイダータイプだし…。」 一言でファイターと言ってもファイター達にはタイプがある。
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