最強の名の下に

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なのにこいつは俺の名前を知っている…。 「お前だれだよ?」 俺は立ち止まり、黒ずくめの人間に問う、声的には男だったから多分黒ずくめの人間は男だとわかった。 「手…負い…の…様だな…。」 黒ずくめの男は俺の全身を見通すと、黒ずくめの男の懐あたりから男とは思えない華奢で青白い手を伸ばす。 キュイーン 「―!!」 黒ずくめの男が手を伸ばすと手が緑色に光だした。 『スキルか!?』 傷だらけの体を動かし、黒ずくめの男から距離を取るように離れた。その光は次第に大きくなり、眩いばかりの緑色に目が眩む。 「ファイターか!?」 目を隠しながら剣構えて、黒ずくめの男のスキルを避ける準備をしていた。 スキル発動【フェアリーヒーリング】 「受け取…れ…。」 緑色の光は俺の方に向かい飛んできた。すると緑色の光は霧状になり、俺はその霧を大人しく受け入れた。
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