最強の名の下に

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「名…は無い…。」 ガンッ!! 「くっ!!!」 黒ずくめの男はアクトの剣をはね退けて、距離を取るようにアクトとの距離を離していく。 「じゃあ、マルチネームは何て言うんだよ?」 両足を着いて、剣を両手で構える。 基本アクトは剣を使うときは片手で使う、片手だけでも十分な斬撃を放つことが出来るアクトが両手を使い、全力で降り下ろしても怯むことなく片手で封じられたのは、初めてであった。 「強…欲の…神…」 そう言うと黒ずくめの男は武器を砂漠に刺し、右手をアクトに向かって広げる。 「強欲の神とは随分イカしたマルチネームじゃねぇかよ…。」 黒ずくめの男が手を向けた事を不審に思い、悟るかの様にスキルを発動する。 『きっとスキルを使うつもりだろ?俺が先に決めてやるよ!!!』 スキル発動【ファイスト・アロー】 「喰らえよぉ!!!!」 バン!!!!!
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