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「バーカ。」
雨、というより隕石が地面に降り注いだ。俺は安全だぜ?スキルを発動した者にはセーフガードっつう術者には当たらない事になってるから俺はただ傘をさして雨に潰れていくファイター達を見るだけなんだよ。
「うぁあぁああ!!」
「潰れるぅう…。ガハッ!」
今ので周りの人数は一気に減った、生きていても辛うじて動ける者、立っている者しかいないそれ以外の奴らは樹から落ちた熟した果実の様に大変な事になっている。
「ア、アクト貴様ぁあ…。」
俺を恨む様に睨む奴ら、でも最初に仕掛けてきたんだ文句は言えねぇだろ?
「あーあ、スキルポイント少なっちゃたじゃん…。」
俺は剣を再度構えて周りを見渡す、大体600人程度が辛うじて生きている体はボロボロだけど、俺に対する殺気はヒシヒシと感じる、でもいくら何でもこれ以上は可哀想すぎるな。
「もーダリぃから今日はこれぐらいにしといてやるよ。」
剣を肩にかけて歩き出す。
「そうはいかねぇよ!!こんだけ仲間を殺しといてよぉ!!」
こんだけって集めて来たのはモヒカン野郎だろうが、モヒカン野郎は??…。周りを見渡すがモヒカン野郎はいないが、あの馬鹿デカイ斧だけが残されていた。あぁ死んだのかモヒカン野郎、あと仲間って仲間がいたなんか俺に関係ないし。
「やめとけやめとけお前らじゃもう俺に勝てねぇって…。」
俺は後ろにいる奴らに向けて手を降りながら言った。
「馬鹿にしやがって!!」
スキル発動【デス・ヒーリング】
周りにいる奴らが全員回復しだし、傷や無くなった部位などが戻っていく。
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