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車で約45分ほどのところで先輩の家に着く。
三階にある部屋までエレベータを使わずに階段を駆け上がる。
部屋の前まで来るとドアが半開きになっている。
部屋からの空気が外に流れ出ているのか、クーラーで冷やされた空気が頬に当たる。
私「・・・センパーイ・・・・」
呼んでも返事なし、部屋にあがりこみ奥の部屋に進んだ。
どうやら部屋は豆電球の状態でほんのりオレンジ色で暗かった。
そして、部屋のべっどの上に三角形のタオルケットの山が一つ出来上がっていた。
私「先輩?」
ぼそぼそ・・・ぼそぼそぼそぼそぼそぼそぼそ・・・ぼそ
なにやらそのタオルケットをかぶったなにかが小さく喋っているらしくぼそぼそ声が聞こえる。
「・・ェンジ、頼むからチェンジ・・・本当にチェンジしてくれええええぇ」
私「へ?」
タオルケットかぶった何かを軽く叩く。
先輩「ぎゃあああ、チェンジ、チェェェエエエエエエエエンジ」
とりあえず、怖くもなんともなくなっていたので、傍にあった元氷、今水の入った桶?を手に取り、顔面におもいっきりぶちまけた。
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