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ここは、まだ若い一人の少女ティア王女が治める国、"クレミヤ"
クレミヤの中心には国の三割を占めるぐらいの大きな城が建っている。
王女ティアはその城の中で暇過ぎる毎日を過ごしているのであった……
「王女~?ティア王女~?まだ寝てらしてるのですかー?」
黒いレースに白いエプロンのメイド姿をした女はベッドの布団にくるまる少女に問いかける
「うぅ……くー…」
「起きてるの分かってるんですからねー?
私でもそんな分かりやすい鼾出しませんよー?」
メイドはその少女に寝たフリが下手と遠回しに言う
「王女、普段寝ている時はもっとうるさいですよー?」
「なっ!?し、失敬なっ!!」
メイドの一言に反応した少女は上から白いレースが掛かったいかにもお姫様のようなベッドから飛び起きる
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