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「僕がリーダー?」
駿は昔、僕が4人のリーダーだった、と言っている。
確かに、今は落ち着いているけど昔の僕はまさにがき大将だった。
女子にこそ嫌われていたが、男子からはいつも人気だった、と駿は楽しそうに話す。
それは高校生になっても一緒だった。
天才と呼ばれた倭の行く高校に行こうと必死になった。
もちろん落ちたが、それでもいつもみんなで僕の家に集まって話した。
真夜の、
高校まで合わせたら僕の将来はどうなる?という一言で大喧嘩したのも今は真夜が正しいと思う。
だからこそ真夜は医者になれたのだから。
駿はいつも僕についてきた、
真夜はみんなの間違いや考えを正してくれて、
倭はそれを見守っていた、
裕也はみんなの喧嘩を止めてくれて、
僕は何をしたんだ…
僕は皆のために…何をした…?
「…おい、燈真…」
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