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ちゃんと気をつければ水なしでもサンドイッチを食い続けられるなと考えながら、大皿に盛り付けられていた半分を食べきったところでまだ命が1つも食べていないことに気付いた。
「命は食べないのですか?」
そう質問しながら命を見たら微笑みながら俺を見ていた命と目が合った。
もしかしてずっと見られていた?
気恥ずかしくなりつつも更に言わなければならないようだ。
「すいません。俺が勢いありすぎて引いてましたか?」
命は更に笑みを深めて答えた。
「いや、美味しそうに食べている有久を見ていて忘れていたよ。・・・さて、私も食べるとしよう。」
そう言って今度は、命もちゃんと食べ始めたサンドイッチはものの数分で食べ終わった。
「ご馳走様でした。とても美味しかったです。」
命に世辞抜きの感謝とお礼をした。
「お粗末さまでした。」
そう言いながら大皿を台所に片付ける命を見て思った。
命は悪の組織の幹部よりお嫁さんの方が合っているのでは?と。
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